2011年8月26日金曜日

 『山の暮らしの可能性を探って』~月田農園の50年~

奥会津大学・コミュニティリーダー養成・起業術コース・第3回
8月24日(水)PM14:00~17:00
●講師:月田 禮次郎氏 
●場所:月田農園(お父さんの代から50年開墾して来られた広大な土地です)
・FWアシスタント:
   古川勝久氏(奥会津大学案内人・第Ⅰ期修了生・只見町)
   平野健一氏(田島町)

みなさま、お待たせ致しました。奥会津大学・奥会津案内人養成コース・第Ⅰ期生であります月田禮次郎氏のFW付きの講座です。


見て下さい、この美しさ!

座学の会場である月田農園の「建屋」を出て、5,6歩前に歩いたら、こんな風景がすぐ手の届くところに・・。

皆さまにはホント申し訳ないのですが…講座中にも拘わらず、“実行委員”だということを忘れて、舞い上がってしまいそーでした・・・(否、実際に舞い上がっていたのですが…m(__)m)。


座学終了後、フィールドワーク開始と同時にお話しされた言葉が「こんなことができるのは、すべて“水”のお陰です。水が無かったら何もできないですよ」月田さん(きっと、お父様も)は『水』をとても大切にしておいででした。

中学だったか、小学校だったかで「4大文明の発祥地はすべて川の流域」と習ったナ。・・・311の後、原発以降、「地球上の最も大きな、というか、ほぼ大半の、と言ってもいい位の膨大なエネルギーを供給しているのは“太陽”です」・・という話をよく耳にするようになった…とか、そんな事が瞬時に脳味噌内に浮かんで・・の、FW開始。

・・・身も蓋も無くダイレクトに言っちゃいますと・・・『いいなぁ』に尽きてしまいます。

こんなにハードワークな毎日を、自分が(体力的にも)持続できるとは思えない…だけど…“生きているということがどういうことか?”ということを、自分の手で、目で、呼吸で、“自然から教わっている”ということは・・・是即、『幸せを実感できる』ということにかなりの%で関わっている……というのが、月田さんのお話しの端々から漏れ聞こえて来るんですね。。はぁぁ。。ほんと。。1週間は帰りたくない桃源郷であり、でも、その一つ一つの全てに“職人技”の知恵と経験、力と汗と、自然を慈しむ心が見えるんですもん。。(って。。完全にモッテイカレテイル私なのでした・・(^_^;) )

 つまりです。コレ→
(内緒で写真撮ってきちゃいました)が、建屋の脇の“道具小屋”の写真です。月田さんが使っている道具の一つ一つに全部「居場所」が割り当てられていて、すべてがちゃんと手入れ(メンテナンス)されているのが一目瞭然に判ります。「自然」からモノを学んでいる人だというのは、こーゆーところの、この“凛として立つ”ほどの、自分にだらしなさを許さない感じがちゃんと証明しちゃってるよーに思う訳です。

「山に暮らす・田舎に暮らす」、という事を「隣近所に干渉されず気ままにのんびり朝から酒飲んで暮らせる」とイコールだと思ってるお腹の出てるアナタ、そーじゃないんですよ、自然は、こっちの手抜きを許してくれず、こっちの努力にちゃんと報いてくれる、、自然に勝つことなんかできなくて、自然を人間様が良いようにヒン曲げてしまったらツケが来る・・自分が制御できる範囲で自然に対峙しないと、自然は突如として牙を剥き、いともたやすく命を取られることさえあるという事を、、自然とちゃんと向き合っている人は、体の隅々で、血管のリズムが知っているんだ・・と。。
   ・・嗚呼、ほんとうに、いいなぁ。。

  ******* (座学)講義MENU *******
1.「山の学校」
2.アルプホルン
3.ヒメサユリ
4.月田農園ビオトープ
5.トトロの石窯
6.薪~軒下のキャンパス~
7.NHK『昼時日本スタンバイOK』
8.バウムクーヘン作り
9.総合学習
10.生き物のはなし
11.農園の50年(父の想い出)
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 帰り際「今年あった3200人の子どもたちの(月田農園で15年間続いている『山の学校』)予約が(原発の影響で)全部キャンセルになった」と語る禮次郎さんに『ウェディング・プランを考えといて下さいよ~私が誰かとそんなことになったら、ここで式挙げて1週間ハネムーンしにきますから!』と,何故か力強く言ってしまいました・・いえ否、本当に、、こんな場所で、太陽と水に見守られた山々とヒメサユリの丘、ビオトープの湿原や、ターザンごっこができる森の小径から新しいスタートができたら、きっと、どんな困難も乗り越えられる二人になりますって!(*^^@)  
 皆様も、その節はどうぞ御用命下さいまし、実行委員会が仲介させて戴きまーす (・-・*)

事務局より

2011年8月1日月曜日

8月3日 民俗学1・2 は、この度の豪雨被害のため、延期します!

この度の集中豪雨で被害に遭われたみなさまへ、心からお見舞いを申しあげます。

『奥会津大学・第Ⅱ期 <民俗学1・2> 
8月3日 佐々木長生講師
AM『奥会津で生きる人々の暮らし』PM『民具と語る奥会津』は、
この度の集中豪雨の被害のため延期させて戴きます。

(追って開催日が決定しましたらご連絡申しあげます。暫定的に10月中旬以降の予定を考えています)

8月3日、午前・午後の講座、佐々木長生講師による『奥会津で生きる人々の暮らし』『民具と語る奥会津』は、会場を只見町・朝日地区センター・黒谷民俗資料館に予定しておりましたが、朝日地区センターは、この度の豪雨により住民の方々の避難所となっております。また、只見川沿いの高架橋・只見線の鉄橋は各地で崩落、土砂崩れしておりますので、諸事情を鑑み、交通網などが復旧されるまで延期させて頂くこととなりました。受講生各位には御不便をおかけ致しますが、何卒、御了承の程、御願い申し上げます。

~実行委員会事務局~0241-57-2240